2.肥満のある2型糖尿病の経口血糖降下薬(非インスリン)療法

  • 加藤さやか Kato, Sayaka
    独立行政法人国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター 内分泌代謝高血圧研究部
    浅原哲子 Satoh-Asahara, Noriko
    独立行政法人国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター 内分泌代謝高血圧研究部長/名古屋大学環境医学研究所 メタボ栄養科学寄附研究部門 特任教授
公開日:2023年1月18日
No:a0003/https://doi.org/10.57554/a0003

1.2型糖尿病と肥満の現状

 日本における「国民健康・栄養調査 2019年」によると、HbA1c 6.5%以上または糖尿病の治療を受けていると答えた、「糖尿病が強く疑われる」人の割合は、男性 19.7%、女性 10.8%であった。前年度に比べ、男性で1.0ポイント、女性で1.5ポイント上昇し、2009年以降で最も高い数値を示した。また、肥満に関しても、体格指数(body mass index:BMI)が25kg/m2以上の肥満の割合は、男性で33.0%、女性で22.3%に上り、男性では2013年から有意に増加している。特に男性では40代(39.7%)、50代(39.2%)、と働き盛りとされる中高年世代の40%近くが肥満となっている 1)

このコンテンツは糖尿病リソースガイドの有料会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病・内分泌医療を中心に、新しい時代の臨床現場を支援する糖尿病・内分泌プラクティスWebの閲覧が可能
  • ・糖尿病プラクティス(2020~2022年・3年間分)の記事や、本サイトが厳選したスペシャルコンテンツが閲覧可能
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
  • ・その他、有料会員向けコンテンツ・サービスを企画中!乞うご期待ください
糖尿病の経口血糖降下薬(非インスリン)療法 ―ナラティブとエビデンスで紡ぐ近未来― 一覧へ