3.2型糖尿病と骨粗鬆症の接点

  • 笹子敬洋 Sasako, Takayoshi
    東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科/Lady Davis Institute for Medical Research, Jewish General Hospital, McGill University
公開日:2023年3月27日
No:a0019/https://doi.org/10.57554/a0019

はじめに

 糖尿病治療の目標は、糖尿病のない人と変わらない寿命と日常生活の質(quality of life:QOL)を保つことである。そのためにはさまざまな合併症の予防が重要であり、これを実現するためには、血糖のみならず、血圧や脂質なども含めた統合的な治療が求められる。近年では加えて、糖尿病で認めることの多い併存症にも配慮する必要性が指摘されており 1)、骨粗鬆症や骨折もその中に含めて捉えるべきと考えられる。
 本稿では糖尿病と骨粗鬆症・骨折の関連について概説するとともに、われわれが進めてきた臨床試験のサブ解析の結果を紹介しながら、日常臨床においてどのようにアプローチをすべきか考えていきたい。

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