2.週1回インスリン製剤がもたらす変革

  • 吉川芙久美 Yoshikawa, Fukumi
    東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 講師
    弘世貴久 Hirose, Takahisa
    東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 教授
公開日:2024年7月18日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(4): 0052./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(4): 0052.
https://doi.org/10.57554/2024-0052

はじめに

 インスリンは糖尿病治療になくてはならない存在である。しかしながら、その投与手技の煩雑さゆえに患者のQOLを著しく損ない、実効性に乏しい治療法としての側面も併せ持つ。従来は黙認されてきたこうした課題も、複雑化し高度化する社会的ニーズの中で必然的に解決が求められてきた。こうした時代の変遷の中でインスリンは飛躍的な進化を続け、さらなる新境地を開こうとしている。本稿では実用化が目前に迫る週1回インスリン製剤の特徴や臨床試験データの紹介と、週1回投与という新機軸がもたらす変革について考察する。

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