2.薬剤性・非薬剤性低血糖症―緊急時の対応・予後観察と鑑別診断

  • 山田穂高 Yamada, Hodaka
    自治医科大学医学部総合医学第1講座 内分泌代謝科 講師
公開日:2023年5月19日
No:a0034/https://doi.org/10.57554/a0034

はじめに

 生理的条件下でヒトの血糖値(グルコース濃度)はおおむね70~130mg/dL程度の範囲に維持されている。中枢神経はグルコースをエネルギー源として利用し、肝臓や腎臓は糖新生を行い、神経系やホルモンを介して糖代謝恒常性が維持されている。低血糖はこの糖代謝恒常性維持機構に何らかの異常をきたすことで発生する。すなわち低血糖症を見つけ、原因を追究することはその背景にあるさまざまな疾患を診断・治療する契機にもなり得る。本稿では低血糖症を病因別にまとめ、外来や病棟での鑑別、緊急時の対応方法を概説する。

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