1.妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療

  • 安田重光 Yasuda, Shigemitsu
    埼玉医科大学 内分泌内科・糖尿病内科 講師
公開日:2024年1月12日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(1): 0002./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(1): 0002.
https://doi.org/10.57554/2024-0002

はじめに

 妊娠中に血糖の異常をきたす「妊婦の糖代謝異常」は、母児の健康問題を引き起こすことが知られている(表1)。母体に惹起される問題は流産および早産、羊水過多、帝王切開となる率の増加、妊娠高血圧症候群の合併などがある。児については、妊娠初期から高血糖状態にある場合には胎児死亡(母体の流産につながる)や先天異常、妊娠経過中の母体の高血糖状態の児への影響としては巨大児・large for gestational age(LGA)児(過体重児)、新生児低血糖症、高ビリルビン血症、低カルシウム血症、呼吸窮迫症候群などが挙げられる 1)。妊婦の糖代謝異常は全妊婦のうちのおよそ10%にみられると考えられており、妊娠中に血糖測定などの検査を行い、見逃すことなく発見し母児の健康問題のリスクを回避しなければならない。本稿では、妊婦の糖代謝異常について、診断を中心に述べる。

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