≪6.妊娠と内分泌疾患 ―特論―≫ 6-2.鞍上部に進展するプロラクチン産生PitNET患者の妊娠中の管理

  • 福原紀章 Fukuhara, Noriaki
    虎の門病院 間脳下垂体外科
公開日:2024年2月26日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(1): 0008./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(1): 0008.
https://doi.org/10.57554/2024-0008

はじめに

 プロラクチン産生PitNET(プロラクチノーマ)は下垂体前葉から発生するプロラクチン(PRL)を自律分泌する腫瘍である。治療の第一選択はドパミンアゴニスト(DA)、特にカベルゴリンによる薬物療法であり、血清PRLの低下と腫瘍縮小が得られる。プロラクチノーマの多くは女性に発生し、ほとんどはミクロプロラクチノーマ(<10mm)であり、マクロプロラクチノーマ(>10mm)、特に鞍上部進展を伴うものは少ない。高プロラクチン血症は中枢性に性腺機能を抑制し、女性では月経不順や無月経で診断されることが多く、不妊の原因となる 1)

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