がんを有する糖尿病患者への療養支援Q&A
公開日:2026年10月22日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2026; 4(5): 0076./J Pract Diabetes Endocrinol. 2026; 4(5): 0076.
https://doi.org/10.57554/2026-0076
https://doi.org/10.57554/2026-0076
がんを有する糖尿病患者およびそのご家族に対しての療養支援の留意点やコツがあれば教えてください。
糖尿病とがんは臨床現場で併存することが非常に多い組み合わせです。糖尿病患者は高血糖状態の持続、インスリン抵抗性、慢性炎症、そして肥満や運動不足といった共通のリスク因子によりがんを発症しやすい傾向にあります。
看護師をはじめとするコメディカルが、がんと糖尿病を併せもつ患者やそのご家族を支える際、単なる血糖管理にとどまらない、疾患同士の相互影響を考慮した療養指導が求められます。以下に療養指導のコツを解説します。
1.疾患の相互理解と早期発見への指導
糖尿病とがんは互いに関係があります。特に膵臓がんはがんによって糖尿病を発症させることもあれば、逆に糖尿病であることが膵臓がんのリスクを高めることもあります。
【指導のコツ】
患者やご家族に対し、血糖値の急激な悪化、急な体重減少、食欲不振など普段と違う変化があれば「糖尿病のせい」と自己判断せず、速やかに医師へ相談するよう伝えてください。定期的ながん検診の重要性を説くことも糖尿病ケアの一環となります。