高度肥満症に対する減量・代謝改善手術と療養支援Q&A

  • 平中久美子 Tainaka, Kumiko
    地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立多摩総合医療センター 栄養科 栄養科長
    畑尾史彦 Hatao, Fumihiko
    地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立多摩総合医療センター 消化器・一般外科
公開日:2026年6月11日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2026; 4(3): 0043./J Pract Diabetes Endocrinol. 2026; 4(3): 0043.
https://doi.org/10.57554/2026-0043

減量・代謝改善手術後の体重のリバウンドを防ぐための療養支援のコツや留意点を教えてください。

 減量・代謝改善手術である腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は、胃の容量が小さくなることで減量効果が得られますが、時間の経過とともに食事内容や摂取量が変化したり、手術前の食習慣に戻ったりして体重を維持するのが難しくなることが少なくありません。維持期になると、20~30%の患者で体重増加があると報告されています 1)。体重のリバウンドは食事面に加えて生理学的、社会的、心理的な要因が関わっています。減量・代謝改善手術では、術前から術後の長期にわたり、多職種が継続的に関わる支援体制が重要になります。患者の行動変容を支えるためには、医師、看護師、管理栄養士、理学療法士などが連携し、それぞれの専門性を生かして関わることが求められます。

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