骨粗鬆症治療薬の使い分け

  • 野津雅和 Notsu, Masakazu
    島根大学医学部内科学講座内科学第一 学内講師
    山内美香 Yamauchi, Mika
    栄宏会小野病院 内分泌代謝内科
公開日:2024年11月29日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(6): 0089./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(6): 0089.
https://doi.org/10.57554/2024-0089

はじめに

 骨粗鬆症治療の目的は骨折を予防することである。骨折は健康寿命のみならず、生命予後を短縮させる。閉経後の原発性骨粗鬆症に加え、原発性副甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、2型糖尿病や慢性腎臓病などの生活習慣に関連する疾患が骨粗鬆症の原因となるため、内分泌代謝内科は骨折予防の第一線を担うべき診療科といえる。骨粗鬆症治療薬として、従来から用いられてきた骨吸収抑制薬に加え、骨形成促進薬が使用可能となっている。骨折の危険性が高い骨粗鬆症患者に対しては骨形成促進薬を先行して投与する「アナボリックファースト」により、大幅な骨量増加を目指せる。骨粗鬆症治療を安全に行うために薬剤ごとの注意点を理解する必要がある。本稿では、これから骨粗鬆症治療に関わる方を対象に、治療のエッセンスをまとめた。

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