肥満の外科治療 ―減量・代謝改善手術の最新エビデンス―
公開日:2024年2月16日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(1): 0010./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(1): 0010.
https://doi.org/10.57554/2024-0010
https://doi.org/10.57554/2024-0010
ポイント
- 肥満症患者に外科治療(肥満手術)は有用であり、主に3つの術式が行われているが、本邦で保険適用となっているのは、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(LSG)のみである。
- 2型糖尿病などの肥満関連合併症の改善を目的としたメタボリックサージェリー(代謝改善手術)も近年注目され、先進医療として、腹腔鏡下スリーブバイパス術(LSG-DJB)も行われている。
- 本邦における手術適応年齢は、現在は18~65歳であるが、世界の動向を鑑みると66歳以上の高齢者や18歳未満の小児・思春期への減量・代謝改善手術も今後行われるようになる可能性が高い。