甲状腺結節の日常臨床での取り扱い―甲状腺結節の診断・経過観察の最新エビデンス―
公開日:2024年4月18日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(2): 0026./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(2): 0026.
https://doi.org/10.57554/2024-0026
https://doi.org/10.57554/2024-0026
ポイント
- 甲状腺のしこりを「甲状腺結節」、結節により甲状腺が腫れている状態を「結節性甲状腺腫」という。
- 経過観察期間についてのエビデンスは乏しいが、ACR-TIRADSでは5年としている。
- 欧米では細胞診検体による遺伝子パネル検査が実用化され、診断的治療を目的とした甲状腺手術は抑制される方向になりつつある。
- 多結節性甲状腺腫は遺伝性疾患に関連していることがあり、該当する疾患を知っておくことが必要である。