低ナトリウム血症への対応(SIADHを中心に)

  • 井上玲子 Inoue, Reiko
    帝京大学ちば総合医療センター第三内科 講師
公開日:2023年4月13日
No:a0028/https://doi.org/10.57554/a0028

はじめに

 低Na血症は、日常臨床において最も遭遇する頻度の高い電解質異常である。高度な急性低Na血症は種々の神経学的症状をきたし、致死的なこともある。一方、慢性的な低Na血症は転倒や骨折、骨粗鬆症、認知機能低下などさまざまな病的状態に関連する。低Na血症の症状は基本的に低浸透圧血症による。実臨床においては、診断がつかないままに放置されている低Na血症や鑑別に難渋する例が少なくない。本稿では基本事項として血漿浸透圧についての再確認と、低Na血症の診断・治療について実際の症例を提示しながら考えていきたい。

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