持続可能な糖尿病運動療法

  • 細井雅之 Hosoi, Masayuki
    大阪市立総合医療センター糖尿病・内分泌内科部長
公開日:2024年4月10日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(2): 0027./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(2): 0027.
https://doi.org/10.57554/2024-0027

はじめに ―運動療法に行動経済学を取り入れる

 皆さんは、目の前の患者に対して、「なぜ、この方は運動しようとしないのか?」「なぜ、この方も運動療法が続かないのだろう?」と感じたことはないだろうか? そう、「ヒトは不合理な行動をとる生き物」 1)である。運動が体にいいことは100人中100人は分かっている。行動経済学とは、人間が必ずしも合理的な行動をとらないことに注目し、人間の心理的、感情的側面の現実に即した分析を行う学問である。「ヒトは不合理な行動をとる生き物」と考えるのである。

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