チームで実践する妊娠糖尿病診療

  • 大村卓士 Omura, Takashi
    埼玉医科大学総合医療センター 内分泌・糖尿病内科 助教
    星 緩季 Hoshi, Hiroki
    埼玉医科大学総合医療センター 栄養管理部
    椛島美雪 Kabashima, Miyuki
    埼玉医科大学総合医療センター 看護部
    斎藤あゆみ Saito, Ayumi
    埼玉医科大学総合医療センター 看護部
    野中 悠 Nonaka, Yu
    埼玉医科大学総合医療センター 看護部
    齋藤健一 Saito, Kenichi
    埼玉医科大学総合医療センター 薬剤部
    野口梨佳 Noguchi, Rika
    埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター 助教
    泉田欣彦 Izumida, Yoshihiko
    埼玉医科大学総合医療センター 内分泌・糖尿病内科 教授
公開日:2024年10月23日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(5): 0073./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(5): 0073
https://doi.org/10.57554/2024-0073

はじめに

 妊娠糖尿病は、日本において妊婦の12.1%で合併する妊娠中の比較的頻度の高い合併症であり 1)、母体の高血糖によって、母体の妊娠高血圧症候群・早産・帝王切開のリスク、胎児の巨大児・肩甲難産・高ビリルビン血症・低血糖・呼吸障害・NICU入室などのリスクが増大する 2)。一方で、妊娠中に血糖を良好に管理することでそれらの合併症を抑制できる 3)ことが知られているが、妊娠糖尿病と診断された妊婦は、その病気の受容や治療管理に関わる負担は大きいことが臨床の場面では多く経験される。妊娠中は精神的にも不安定な状態になりやすいこともあり、適切なサポートには多職種で取り組む心理的配慮が大変重要であろう。
 多職種医療従事者の各知見をもとに、妊娠糖尿病に対するチーム医療と心理的配慮に注目した新たな取り組みとして、近年関心を集めているモバイル・アプリケーションやオンライン診療について先進的な取り組みも含めて紹介する。

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