第1回 ケネディとアジソン病―若き大統領を悩ませた内分泌疾患―

  • 大川内幸代 Okawauchi, Sachiyo
    医療法人豊田会 刈谷豊田東病院 内科
公開日:2023年3月29日
No:a0030/https://doi.org/10.57554/a0030

 後に第35代アメリカ合衆国大統領となるジョン・フィッツジェラルド・ケネディ()は、1917年5月29日ブルックリンに生まれた。曽祖父がアイルランドからアメリカに移民し、祖父のパトリック・ジョセフ・ケネディが実業家、政治家として成功したため裕福な家庭であった。ジョンは次男であっため長男ほどの大騒ぎはされなかったが、誕生がボストンの新聞にお披露目された 1, 2)。ケネディは幼少期に気管支炎、水疱瘡、風疹、麻疹、おたふく風邪、猩紅熱、百日咳にかかり、ベッドでの生活が長かった。3歳前にかかった猩紅熱は重篤で2カ月の入院と2週間の療養を要した 2)。10代になっても病気がちで、チョート校に入学後も風邪などで入退院を繰り返している 1)

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