ビタミンDって何?Q&A

  • 髙士祐一 Takashi, Yuichi
    福岡大学医学部 内分泌・糖尿病内科学講座 准教授
公開日:2026年8月27日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2026; 4(4): 0063./J Pract Diabetes Endocrinol. 2026; 4(4): 0063.
https://doi.org/10.57554/2026-0063

副甲状腺機能亢進症により高カルシウム血症を認める患者で、ビタミンD欠乏を合併している場合、臨床的にはどのように対応すべきでしょうか。

 

 原発性副甲状腺機能亢進症の病態においては、多くの場合にビタミンD欠乏が合併します。まず、このメカニズムについて解説します。副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone:PTH)は、CYP27B1を誘導し、25-水酸化ビタミンD[25(OH)D]の1α位が水酸化されることで、活性型である1,25-水酸化ビタミンD[1,25(OH)2D]への代謝を促進します。この時同時に、1,25(OH)2Dは、異化代謝酵素であるCYP24A1を強く誘導して、自らを不活化する方向に働きます。ここで、25(OH)DもCYP24A1の基質となり、24,25-水酸化ビタミンD[24,25(OH)2D]に代謝されるために、25(OH)Dが低値になるというのが、原発性副甲状腺機能亢進症においてビタミンD欠乏の合併が多い主な理由です。さらに、活性型ビタミンDである1,25(OH)2Dの産生亢進は、皮膚でのビタミンD3の生合成を抑制するため、これによっても25(OH)Dは低下します。

このコンテンツは糖尿病・内分泌プラクティスWebをご購読後にお読みいただけます。

明日の臨床に役立つ時宜を捉えたテーマについて、内分泌代謝・糖尿病内科領域のエキスパートが解説。
毎週論文が更新され、いつでも “オンライン” で日常診療に役立つ情報をアップデートできます。

最新のアップデートに加え、これまでの掲載してきた100論文以上を読み放題です。
この機会に読みたかった論文に加え、気になる特集やセミナーを見つけてください。

■特 集(https://practice.dm-rg.net/main
内分泌代謝・糖尿病内科領域から押さえておきたい選りすぐりのテーマを、エキスパートが徹底解説。

■セミナー( https://practice.dm-rg.net/special
セミナー基礎医学から臨床に役立つ実践的な内容まで、多種多様なコーナーが学びをサポート。

■連 載(https://practice.dm-rg.net/series
独自の切り口と多彩な情報が満載、知的好奇心を刺激する連載。

【Q&A】研修道場 ポイントはここだ! 一覧へ 『4巻4号(2026年7・8月号)』(発行号ページ)へ

セミナー

連載