帰ってきた鉄・輪だより ネタは尽きていないか?
公開日:2023年2月22日
No:a0014/https://doi.org/10.57554/a0014
正直に告白しよう。もう、かれこれ1年ほどサイクリングをしていない。最後にロードバイクに跨がったのは、2021年11月14日に立川の国営昭和記念公園を往復した84kmの行程である。自転車通勤に至っては、同年11月4日が最後になっている。
最大の要因は、部長室の荒廃振りである。未整理の書類や雑誌、学会誌などが、林立する高層タワーマンション群のようにそびえ立ち、コンパクトにまとめられることが取り柄の折りたたみ自転車ですら、その存在を許す余地が残されていないのである(写真1)。かつてはここにも、悠々とロードバイクを置いておけるだけのスペースがあったはずなのだが(写真2)、時代の波には逆らえず、遊び場を奪われた子どものように、狭くなった部屋で縮こまっている。
写真1 林立する高層マンションにより荒廃した部⾧室
写真2 かつてはロードバイクを置く余裕もあったはずなのだが…
写真3 レストアされたMGB Mk1 若洲海浜公園でのMGB 60th Anniversary Meetingにて
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最大の要因は、部長室の荒廃振りである。未整理の書類や雑誌、学会誌などが、林立する高層タワーマンション群のようにそびえ立ち、コンパクトにまとめられることが取り柄の折りたたみ自転車ですら、その存在を許す余地が残されていないのである(写真1)。かつてはここにも、悠々とロードバイクを置いておけるだけのスペースがあったはずなのだが(写真2)、時代の波には逆らえず、遊び場を奪われた子どものように、狭くなった部屋で縮こまっている。

写真2 かつてはロードバイクを置く余裕もあったはずなのだが…
次なる要因として、我が愛車MGBマーク1の復活を挙げねばなるまい。1964年製のこの車を購入したのは1996年5月のことであるが、2019年11月1日に順天堂大学の前で致命的なエンジン故障を起こし、長期にわたる修理期間を余儀なくされた。エンジンをオーバーホールして、ついでにボディも全部塗り替えた。元の姿に戻って納車されたのは、2020年の10月である(写真3)。それからは、慣らし運転や細かな不具合の確認のためと言いながら、車に乗る機会が増えてしまった。折しもコロナ禍のため、近場なら自転車で行くのだが、15km以上離れたところへとなると、感染を恐れて鉄道ではなく、自動車を使わざるを得なかった。
