4.代謝疾患としての尿酸異常症(Dysuricemia):予後や臓器障害との関連を含めて
公開日:2024年10月15日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2024; 2(5): 0069./J Pract Diabetes Endocrinol. 2024; 2(5): 0069.
https://doi.org/10.57554/2024-0069
https://doi.org/10.57554/2024-0069
はじめに
高尿酸血症(>7.0mg/dL)は結晶沈着による痛風性関節炎を引き起こすのみならず、メタボリックシンドローム発症や心血管疾患・死亡との関連も多数報告されている。一方で、低尿酸血症(≦2.0mg/dL)も腎障害リスクがあり、注意が必要な場合がある。本稿では、尿酸異常症が患者や一般住民に及ぼす問題について解説し、日常臨床や健康診断における尿酸値測定の意義を述べる。