災害時の糖尿病チーム医療Q&A

  • 西田健朗 Nishida, Kenro
    熊本中央病院 糖尿病・内分泌・代謝内科 部長
    川浪美保 Kawanami, Miho
    熊本中央病院 看護部
公開日:2025年2月21日
糖尿病・内分泌プラクティスWeb. 2025; 3(1): 0010./J Pract Diabetes Endocrinol. 2025; 3(1): 0010.
https://doi.org/10.57554/2025-0010

避難所生活の糖尿病患者に対して、現実的で有用な療養支援があれば教えてください。

 糖尿病患者が避難所で生活する際に生じる問題点は、下記の3点です。

1)食事
 食事の量や内容が普段の生活と異なり、超急性期や急性期は量が少なく、亜急性期以降は量が多くなってしまうことが多いです。内容も炭水化物に偏りがちであり、塩分が多く、野菜が少ないという問題があります。

2)運動
 周囲の目が気になったり、患者自身も被災した街を見たくない、などの思いのために運動をしにくい環境にあります。

3)注射
 インスリンなどの注射をする際に、注射をする場所がない、針が足りない、消毒が足りない、などの問題を生じることがあります。
 そこで、それぞれの問題点への対処法を考えてみたいと思います。

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