神経内分泌による行動制御とストレス

  • 犬束 歩 Inutsuka, Ayumu
    自治医科大学 医学部 生理学講座 助教
    尾仲達史 Onaka, Tatsushi
    自治医科大学 医学部 生理学講座 教授
公開日:2023年7月24日
No:a0055/https://doi.org/10.57554/a0055

はじめに

 ストレスは食欲や睡眠といった生理現象に大きな影響を与え、行動面での変化にもつながる。こうした生理応答や行動変容においては、ストレスによって脳内で分泌される神経ペプチドが重要な役割を果たしている。ここでは、①神経内分泌とは何か、②神経内分泌はどのように生理現象や行動を制御しているのか、③ストレスによる神経内分泌の変化はどのような生理応答・行動変容をもたらすのか、の3点について解説する。脳内で分泌される神経ペプチドは100種類を超えるが、ここでは、オレキシン、オキシトシン、バソプレシン、コルチコトロピン放出ホルモン(CRH)など視床下部の神経分泌細胞によって分泌されるいくつかの神経ペプチドに絞って説明する。

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