下肢切断を回避するために医療連携を含めたチーム医療を活用する ―後編 医療スタッフの立場から

  • 橘 優子 Yuko, Tachibana
    順天堂大学医学部附属順天堂医院 足の疾患センター 副センター長
公開日:2023年3月22日
No:a0026/https://doi.org/10.57554/a0026

はじめに

 糖尿病の合併症が進行した患者の足病変は、チーム医療なくしては下肢切断を回避できない。順天堂医院「足の疾患センター」のような多職種が参加したチーム医療で関わることが望ましいが、多職種でのチーム医療を単一の医療機関で実施できない施設もあると思われる。特に足病変発生リスクが高い透析病院においては、他の医療機関と連携することが必須だと思われる。これは筆者の所属する大学病院においても例外ではなく、足病変予防期間、治療後の再発予防期間の管理をする医療機関なくしては足病医療の実施は不可能であり、医療機関を超えたチーム医療が必要となる。日本の医療制度は病院の機能分化を推進しており、地域全体でチーム医療を行っていくという考え方が必要だと思われる 1)

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