1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプや持続血糖測定器など)Q&A
公開日:2023年6月2日
No:a0045/https://doi.org/10.57554/a0045
「1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプや持続血糖測定器など)」に関するQ&Aです。
強化インスリン療法を行っている1型糖尿病患者に、インスリンポンプを導入することになりました。当初のインスリン投与量の設定はどのように行えばよいか、教えてください。
ポイント
●総インスリン量(Total Daily Dose of insulin:TDD)はインスリン頻回注射療法(Multiple Daily Injection:MDI)の時よりも0~20%程度減量することを想定する。
●SGLT2阻害薬は内服中止する。
●導入時の基礎レートは24時間フラット、多くても2~3段階に留める。
●基礎インスリン量に段階をつける場合には、持続血糖測定器(Continuous Glucose Monitoring:CGM)で血糖変動を把握しておく。
●ボーラスインスリンの注入量はMDIの際の単位と大きな変更なし。